【記 録】
（４月１４日）
雨模様であるが、明日の好天に期待して敢えて出掛ける。東武日光駅についても雨。しかたなく、合羽を着て傘を差して歩きはじめる。
水場を過ぎてから雪が現れはじめる。最近新雪が降ったようで、２０〜３０ｃｍの積雪でズボズボ潜って歩きにくい。白樺金剛から先は斜面が急になって、ますます潜ってしまう。
積雪も３０ｃｍを越えてきた。おまけにトレースも全くなし。今日は黒岩までは行っておきたいところであるが、降雨が降雪に変わってきた。八風手前に幸いテント適地があったので、今日はここまでにし、明日に期待する。
夜半まで雪は降り続いた。他に物好きはいず、一人独占の山である。
（４月１５日）
明るくなったので、早々に食事をし、ザックにアイゼン・食料などを詰めて出発する。ここから頂上までは３時間と判断。青空の良い天気になった。
風の強い八風まで上がり、黒岩までのトラバースに入る。ここもトレースは全く無く、雪の中に道を付けながら歩く。ようやく黒岩まで着いたが、このままでは頂上はおぼつかないと判断し、早々に打ち切ることにする。
帰りはベースに戻り、パッキングをし直して日光に戻る。丁度区間快速の電車があった。
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